英語発音を「発声」と「リズム」の観点から学ぶプログラム。ネイティブの発音感覚が体感できます。これから英語を始めたい初級者から、既に仕事で英語を使っていたり、また英語を教えたりしている上級者まで全てのレベルの方に対応。
英語声プログラムVer.5.0の概要
1. 英語の発声
日本語とは違う英語の「声の出し方」を体感し、音の正確さを求める前に、まず音のニュアンスを掴みましょう。ここでは凝り固まった日本語の発声をほぐし、英語が発音しやすい声を出せるようにトレーニングを行います。
2. リエゾン・リンキング
英語はブレスフローの上で発音されるので、単語同士がつながります。リエゾンやリンキングとは「単語の語尾」と次の「単語の頭」を途切れることなく発音することで、これによって単語個々の発音から音が変化したりします。これによって英語のチャンク発音(最低限の意味を成す単語の塊)が成り立ちます。

3. アクセントのリズム
英語のストレス(強音)はただ強く発音されるだけではなく発音するタイミングを合わせることも必要です。このストレスのタイミングによって英語らしいリズムが生まれます。
4. 母音の基礎
英語の母音は主にアクセントを置くために使われます。それ以外は英語は子音中心の発音になるので、日本語のように母音で全体がベッタリしてしまわないように気をつけましょう。
5. 子音の基礎
英語の子音は発音全体の輪郭を作っています。子音がはっきりしないと全体がぼやけて何を言っているのか聞き取りづらくなってしまいます。日本語の母音中心の発音感覚から離れて、子音中心の発音になるようにしましょう。
ストレス母音に絡む子音をストレス子音と呼び、これらはしっかり溜めて長めに発音されます。反対にそれ以外のアンストレス子音は軽く触れる程度に発音され、同じ子音でもストレスとアンストレスとでは音のニュアンスが変わってきます。